専門薬剤師の仕事|抗がん剤の誤投与事故などを未然に防ぐ

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薬剤師の仕事と言っても、その内容は働く企業によって様々です。患者様と直接やり取りをする仕事でやりがいを感じたい薬剤師の勤務先としては、病院や調剤薬局、ドラッグストアなどがあり、新薬の研究や開発で社会に貢献したい薬剤師の勤務先としては製薬メーカーなどがあります。
フィールドが違ければ、なかなか他の薬剤師がどのような仕事をしているのかを知ることができません。
薬剤師としての転職先にどのような職場があるのか?どのような活躍が期待できるのか?を知り、新しい分野にチャレンジしてみることも高い価値のある転職に繋げる方法の一つでしょう。

専門薬剤師の仕事

☆がん専門薬剤師☆

専門薬剤師 日本病院薬剤師会では2006年から専門領域に特化した薬剤師の養成に力を入れています。幾つかの専門分野がありますが、なかでも重要な役割を担っている専門薬剤師の一つに、がん専門薬剤師が挙げられます。

がん専門薬剤師の主な仕事は、近年増えている抗がん剤の誤投与事故などを未然に防ぐことです。医療事故を起こさないためにも、抗がん剤の専門知識を持った専門薬剤師を病院に配置することにより、ダブルチェックを行うことが可能になります。この、がん専門薬剤師の資格を得るためには3ヶ月の研修を経た後に、日本病院薬剤師会で行われる講習を受け試験で合格しなくてはなりません。

そこで、がん薬物療法認定薬剤師として認定をされてから、がん領域に関わる学会発表会や学術論文を発表することで高い専門性を認められ、初めて「がん専門薬師」になれます。

☆感染制御専門薬剤師☆

がん専門薬剤師と並んで専門薬剤師のパイオニアとなっている薬剤師が、感染制御専門薬剤師です。肝不全や腎不全、未熟児など医療が現在のレベルにまで進歩を成し遂げる以前であれば、死に直結する危険性を含んでいた重篤な合併症を持つ感染症患者に対しても、薬物動態理論や臨床薬理学を用いることで、極めて高い効果と副作用を併せ持つ抗生物質の投与量を判断する事ができます。このため、感染制御専門薬剤師とともに感染症治療を行う医師は、単独で治療を行う医師よりもレベルの高い治療を多くの患者に提供することが可能となります。

この感染制御認定薬剤師になるためには、感染制御認定薬剤師試験での合格の他に、感染制御領域に関する学会発表および学術論文など、いくつかの申請資格が必要となります。

☆その他の専門薬剤師☆

がん専門薬剤師、感染制御専門薬剤師の他にも専門薬剤師として認定されている薬剤師として、精神科専門薬剤師、妊婦・授乳婦専門薬剤師、HIV感染症専門薬剤師などがあります。

精神科専門薬剤師に求められる専門性はカウンセリング技術ではなく、あくまでも薬物治療における専門性であり、医師が行う処方計画への関与や、副作用または効果など確認し、そこで生じる情報を、看護師や医療スタッフに提供します。

妊婦・授乳婦専門薬剤師は、妊婦や授乳における薬物療法に関して高い知識と高度な技術、そして適切な倫理観を携えた専門薬剤師です。妊娠中や授乳時に起こる特有の母体変化と、次世代への有害作用を考慮した薬物療法を行い、母子ともに健康な状態であることを目指して貢献しています。

また、先進国の中ではHIV対策の初期治療が遅れていると言われている日本では、国内の感染者数が今後も増加する可能性が高いと危惧されています。HIV感染症専門薬剤師は、薬剤療法による責任を持ち、抗HIV薬などによる治療法を提供しています。しかし、治療方法は根治治療ではないため、生涯に渡って服薬しなければいけないという問題点も浮き彫りになっており、新規治療薬や新しい薬物療法の習得が待たれている現状です。
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